植物とともにある時間と空間を
そこにあるだけで、心地よさを与えてくれる植物たち。ひと株ごと、ひと枝ごとに異なる造形は、人工物にはない美しさと力強さ、しなやかさを感じさせてくれます。
植物が芽生え、葉が大きく開き、時に花を咲かせ、そして葉を落とし、次の芽生えがやってくるまでのサイクルを日々観察することで、現代社会の目まぐるしさから距離をおき、植物たちの生命のリズムと呼吸を合わせることができます。観察を通して彼らと対話をすることは、生命やこの世界についてのより深い理解につながるのだと思います。
madogiwaのつくる寄せ植えや植物のある空間をとおして、植物の持つ知性や生命力に驚き、学び、勇気づけられる。そんな「植物とともにある時間と空間の魅力」をより多くの人たちにお伝えできたらと思います。
madogiwaの植物について
1点モノの植え込みで、植物それぞれの魅力をひきだす
madogiwaでは、ジャンルを問わず個性的な植物を幅広くセレクトし、1〜3種類の植物を土や苔、石など自然素材ととり合わせ、鉢の中で小さな風景を描くように1つの鉢に植え込みます。また、既成の鉢だけでなく、陶器や鉄、木工作家による作品とのコラボレーションで、ひと鉢ひと鉢、1点モノの仕立てをしています。
植物も鉢も、循環することでよみがえる
madogiwaでは、新しい鉢と植物だけでなく、鉢や植物のリユースを通して「物質の循環」を大切にしています。植物が枯れてしまった鉢への植え替えサービスはもちろん、不要になった鉢や弱ってしまった植物の引き取りも行っています。弱った植物もmadogiwaのアトリエでゆっくりと時間をかけて養生・再生させることで、新しい持ち主の元へと繋げます。
多様な植物たちとの「偶然」をたのしむ
1鉢や2鉢を大切に育てるのも楽しいですが、種類も大きさもことなる多くの植物をそばに置くことで、一つ一つの個性をより一層、感じることができます。しばらく放っておいた株にふと蕾がついていたり、枯れたと思って置きっぱなしにしていた鉢から芽が出ていたり。植物を育てる本当の楽しさは、そんな少し雑多で“隙”のある環境の中にこそあります。madogiwaの植物を通して多くの方に、気負わずにいろいろな植物を身近に置く暮らしをお届けできることを願っています。
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